◆ 思い違いや物忘れが目立つようになったお年寄りは家族と一緒に生活していてもだんだん現役世代の生活のスピードに追いついていけなくなり、家族から取り残されてしまいます。このような家庭環境ではお年寄りにとって情報量がだんだんと減り、認知症化が進んでしまいます。認知症化を防ぎ、老人であっても社会人としてその存在が認められるような生活を誰もが望んでいます。
◆ ゆっくりとした生活リズムで、会話の内容を神経質に訂正されたりすることもなく、若いときから慣れ親しんだ家具に囲まれて、自分の部屋(個室)で気兼ねなく暮らせて、隣近所づきあいの輪を広げ、気の向いたときに隣人と話ができるし、食事作りのお手伝いをしたり、自慢の一品を披露したり、また、趣味や娯楽を通じて再学習を含めて生活の幅を狭めないように努めることにより、認知症の進行を防ぐことが必要です。自分が生活しているという実感が持てるような日々を過ごせるように、毎日の生活が工夫された共同生活の場です。
◆ 定期的な受診やリハビリなどで保険、医療についても十分な配慮をしております。